『揚子江が哭いている』
高城守一(元 日本陸軍輜重6連隊 小隊長)
「途中にころがる無数の死体の中でも、とくに婦女子の死体には、下腹部に丸太棒をつき刺してあり、目をそむけたくなるような光景であった。」
『ある昭和史 自分史の試み』
色川大吉
「Tという元陸軍伍長のトラック運転手がいた。私の家に仕事のことで出入りしていたが、ある日、私にこんな事を話した。
"クーニャン(中国娘)をみんな手ごめにした後、気絶していた娘の膣にそばに転がっていた一升瓶を突っ込みどこまで入るか銃底で叩きこんでみた。そしたら血を噴いて骨盤が割れて死んでしまった"と。
それを一片の悔恨の気持ちをあらわさず、むしろ毒々しい笑いを頬に浮かべて、自慢そうに話した時の態度を、私は一生忘れることができない。」
『ある昭和史 自分史の試み』
小原立一(元 日本陸軍第16師団経理部 予備主計少尉)日記
「武器を取りあげ服装検査、その間に逃亡を計った奴三名は直ちに銃殺。
間もなく一人ずつ一丁ばかり離れた所へ引き出し兵隊二百人ばかりで全部突き殺す・・・・中に女一名あり、殺して陰部に木片を突っこむ。」
『侵掠』
小俣行男(読売新聞従軍記者)
「通りがかって兵隊がやったものだろう。
裸の股の間に棒キレがさしこまれていた。 女はそれを抜いて捨てる気力もないようにみえた。兵隊たちが立ちどまって覗きこんでいた。」
『私の従軍中国戦線』
村瀬守保(元 日本陸軍 写真班)
「このような虐殺死体は、随所に見られました。
婦人に暴行を加えて虐殺し女性の性器に棒を差し込んでおくような残虐な事例も何回か目にしました。」
『還ってきた軍事郵便』
塩野雅一(元 日本陸軍軍人)
「常熟から無錫、常州、丹陽と進撃して行くその街々には敗残兵の遺棄死体に混って、現住民男女の死体が散乱していた。その死体のなかの女性たちは下半身を裸にされて、こともあろうか、その局部に棒ぎれや竹筒が突込んであるのを私は馬上から、この眼で数回も見た。全く目を覆いたくなるような、非人道的な惨状である。」
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39475885