特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)の上納金を巡り、約3億2千万円を脱税したとして所得税法違反罪に問われた会トップの総裁野村悟被告(73)の控訴審判決で、福岡高裁は4日、懲役3年、罰金8000万円とした一審福岡地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。野村被告は上告する方向で検討している。
野島秀夫裁判長は、関係者の供述などから、上納金の3割は野村被告の取り分として継続的に口座に入金されていたと認定。知人女性のマンション購入や親族の生活費などに充てられていたことを根拠に「私的に使える金銭だったと推認される」と指摘し、課税対象となる「個人所得」に当たると判断、野村被告の無罪主張を退けた。
高裁は、上納金を管理し「金庫番」とされた幹部山中政吉被告(69)も、一審と同様懲役2年6月とした。
一、二審判決によると、野村被告は、山中被告と共謀して2010〜14年、上納金から得た約8億900万円を申告せず、所得税を免れた。
https://www.sanspo.com/geino/news/20200204/tro20020419430003-n1.html
2020.2.4 19:43
野島秀夫裁判長は、関係者の供述などから、上納金の3割は野村被告の取り分として継続的に口座に入金されていたと認定。知人女性のマンション購入や親族の生活費などに充てられていたことを根拠に「私的に使える金銭だったと推認される」と指摘し、課税対象となる「個人所得」に当たると判断、野村被告の無罪主張を退けた。
高裁は、上納金を管理し「金庫番」とされた幹部山中政吉被告(69)も、一審と同様懲役2年6月とした。
一、二審判決によると、野村被告は、山中被告と共謀して2010〜14年、上納金から得た約8億900万円を申告せず、所得税を免れた。
https://www.sanspo.com/geino/news/20200204/tro20020419430003-n1.html
2020.2.4 19:43