第5管区海上保安本部(神戸)に所属する特殊警備隊の男性隊員=当時(25)=が昨年7月、訓練中に倒れ、熱中症で死亡した事故で、大阪府警捜査1課は6日、業務上過失致死の疑いで安全管理者の海上保安官(59)ら3人を書類送検した。
他に書類送検されたのは、いずれも5管所属の男性統括隊長(39)と男性隊長(40)。捜査1課は、訓練担当者に熱中症対応を十分に指導していなかったことなどを重視。安全管理がずさんだったとして立件に踏み切った。
送検容疑は昨年7月12日午後2時20分ごろ、大阪府内の屋外施設で負傷者搬送訓練中、熱中症による意識障害になった隊員に対し、すぐに病院に搬送するなどの適切な対応をせず、その後、入院先の病院で死亡させた疑い。
捜査1課によると、当時は曇りで、気温は29.1度。隊員は防護服やヘルメットを着用していた。海上保安庁が昨年12月に公表した報告書は、暑さへの対策が足りなかったことや、安全管理担当者が隊員の体力の限界を認識していなかったことなどが原因と結論付けていた。
5管の石井昌平本部長は「再発防止策を実施し、安全管理体制の構築に努める」とのコメントを出した。
隊員は平成26年4月に入庁。巡視艇勤務を経て、29年4月に5管の特殊警備基地に配属された。
2018.7.6 20:06
https://www.sankei.com/west/news/180706/wst1807060079-n1.html
他に書類送検されたのは、いずれも5管所属の男性統括隊長(39)と男性隊長(40)。捜査1課は、訓練担当者に熱中症対応を十分に指導していなかったことなどを重視。安全管理がずさんだったとして立件に踏み切った。
送検容疑は昨年7月12日午後2時20分ごろ、大阪府内の屋外施設で負傷者搬送訓練中、熱中症による意識障害になった隊員に対し、すぐに病院に搬送するなどの適切な対応をせず、その後、入院先の病院で死亡させた疑い。
捜査1課によると、当時は曇りで、気温は29.1度。隊員は防護服やヘルメットを着用していた。海上保安庁が昨年12月に公表した報告書は、暑さへの対策が足りなかったことや、安全管理担当者が隊員の体力の限界を認識していなかったことなどが原因と結論付けていた。
5管の石井昌平本部長は「再発防止策を実施し、安全管理体制の構築に努める」とのコメントを出した。
隊員は平成26年4月に入庁。巡視艇勤務を経て、29年4月に5管の特殊警備基地に配属された。
2018.7.6 20:06
https://www.sankei.com/west/news/180706/wst1807060079-n1.html